日本歴史地名大系 「福母八幡社」の解説 福母八幡社ふくもはちまんしや 佐賀県:杵島郡大町町福母村福母八幡社[現在地名]大町町大字福母六角(ろつかく)川の北岸、猿通(さるどおり)山にある。旧郷社。祭神は仲哀・応神両天皇、神功皇后、武内宿禰。由緒書によれば、景行天皇が土蜘蛛八十女を討伐したとき、神風之吹毛の伊磯能溺佐棄(いそのいしさき)の御波門に船をとめて猿通山の霊気を感じ、四柱騰宮を建てたのが始まりという。二基の石造鳥居があり、その一つは三本継ぎの柱、笠木の木鼻の反りなど代表的な肥前鳥居であり、高さ三・二八メートル、柱間隔二・八五メートルである。社殿に向かって右の柱には「肥前国杵島郡北郷福母村 八幡宮石華表 雨柱」とあり、「八幡宮」の扁額が掲げられている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by