日本歴史地名大系 「大町町」の解説 大町町おおまちちよう 佐賀県:杵島郡大町町面積:一一・四六平方キロ北部は天(てん)山山塊の西端にある鬼(おに)ノ鼻(はな)山を境に多久(たく)市に接し、南部は六角(ろつかく)川を境に白石平野に面している。東は江北町、西は北方町に接する。古代の官道はこの町を通ったとされる。町内に「一里松」の跡がある。長崎街道はこの町を貫通し、成(なる)(鳴)瀬(せ)通(塩田通)と塚崎(つかざき)通(彼杵(そのぎ)通)に分岐した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大町町」の意味・わかりやすい解説 大町〔町〕おおまち 佐賀県中部,佐賀平野の西部,六角川の中流沿岸にある町。 1936年町制。中心集落の大町は天保8 (1837) 年杵島炭鉱開鉱以来,杵島炭田の中心地として繁栄。大正頃まで六角川の水運を利用し,河口の住ノ江港から搬出。第2次世界大戦後の盛時には県内有数の炭鉱町であった。その後炭鉱不況に伴い,69年までに全炭鉱が閉山。炭鉱跡地には電子・機械・繊維工業などの企業が進出し,町の景観を一変させている。 JR佐世保線と国道 34号線が通じる。面積 11.50km2。人口 6293(2020)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by