福沢捨次郎(読み)フクザワ ステジロウ

20世紀日本人名事典 「福沢捨次郎」の解説

福沢 捨次郎
フクザワ ステジロウ

明治・大正期のジャーナリスト 時事新報社長



生年
慶応1年9月21日(1865年)

没年
大正15(1926)年11月3日

出生地
江戸

学歴〔年〕
慶応義塾〔明治16年〕卒

経歴
福沢諭吉の二男として江戸に生まれる。明治16年米国に留学、ボストン大学に入学し土木工学を学び、21年帰国、山陽鉄道技師となる。34年父の没後、時事新報社を継ぎ社長に就任、政治記事のほか社会面にも力を入れ漫画を取り入れるなど紙面を刷新した。38年大阪時事新報社を設立し社長を兼任、「大阪時事新報」を創刊

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「福沢捨次郎」の解説

福沢捨次郎 ふくざわ-すてじろう

1865-1926 明治-大正時代の新聞人。
慶応元年9月21日生まれ。福沢諭吉の次男。ボストン大工学部に留学。明治21年帰国,山陽鉄道技師となる。34年父の没後「時事新報」社長をつぐ。38年「大阪時事新報」を創刊。社会記事を重視し,漫画を採用して紙面の改良につとめた。大正15年11月3日死去。62歳。江戸出身。慶応義塾卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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