20世紀日本人名事典 「福田夕咲」の解説
福田 夕咲
フクダ ユウサク
- 生年
- 明治19(1886)年3月12日
- 没年
- 昭和23(1948)年4月26日
- 出生地
- 岐阜県高山町大新町(現・高山市)
- 本名
- 福田 有作
- 学歴〔年〕
- 早稲田大学文学部英文科〔明治42年〕卒
- 経歴
- 在学中の明治40年初めて詩を「文庫」に発表し、以後多くの詩誌に詩作を発表。42年自由詩社を結成し、詩誌「自然と印象」を創刊。卒業後は読売新聞社に入社、文芸欄を担当。43年唯一の詩集「春のゆめ」を刊行。大正2年退職し、家業の漆器問屋や魚市場役員などに従事しながら山百合詩社や飛驒短歌会などを結成したり、民謡の研究をするなど、郷土文化の高揚につとめた。また歌人として歌集「山花一束」「山づと」などがある。他に「福田夕咲全集」(全11巻)。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報