デジタル大辞泉 「私徳」の意味・読み・例文・類語 し‐とく【私徳】 自分一身だけに関する徳目。節約・勉強など。「宗教は一身の―に関係するのみにて」〈福沢・文明論之概略〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「私徳」の意味・読み・例文・類語 し‐とく【私徳】 〘 名詞 〙① 人が、その所有する土地・権利・役職から得られる役得。内徳。中世荘園制のもとでは、名主がその名田から得られる加地子徳分(小作料)をさす場合が多い。[初出の実例]「此弍反の田地の私徳をもって、毎年毎月廿一日みゑくう田に寄進申候」(出典:大福寺文書‐永正一六年(1519)一二月六日・安方源左衛門信久寺領寄進状)② 節約、勤勉など、自分一身にだけ関係する徳目。[初出の実例]「国中の人各々一己の私徳を修めざれば」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉外) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例