秋田蕗(読み)アキタブキ

デジタル大辞泉 「秋田蕗」の意味・読み・例文・類語

あきた‐ぶき【秋田×蕗】

フキ変種葉柄が1メートル以上にもなる。本州北部から北海道自生秋田県中心に栽培され、葉柄を砂糖漬けにする。

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精選版 日本国語大辞典 「秋田蕗」の意味・読み・例文・類語

あきた‐ぶき【秋田蕗】

  1. 〘 名詞 〙 フキの変種。関東北部以北に生え、葉柄を食用とするため栽培もされる。大形で、葉は直径一・五メートル、葉柄の長さは二メートルほど。砂糖漬けなどにする。《 季語・夏 》

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動植物名よみかた辞典 普及版 「秋田蕗」の解説

秋田蕗 (アキタブキ)

学名Petasites japonicus subsp.giganteus
植物。キク科園芸植物

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「秋田蕗」の解説

秋田蕗
あきたのふき

歌舞伎浄瑠璃外題
初演
明治34.3(京都南座)

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世界大百科事典(旧版)内の秋田蕗の言及

【妲妃のお百】より

…この転変ぶりは《秋田杉直(なおし)物語》(宝暦8年序,馬場文耕著)に,京の私娼―鴻池善右衛門の妾―江戸役者の妻―新吉原揚屋尾張屋の妻―那河の妻と描出されている。さらに実録本《増補秋田蕗(ふき)》(成立年未詳)では,海坊主の怪がのりうつった毒婦としてお百を描き,中川(那河)の妻として太守毒殺の陰謀に荷担,もとの夫桑名屋徳兵衛を砂村六万坪で刺殺,また奥医師篠崎をも毒殺するなどと性格を拡大した。これにより,京・大坂・江戸を経巡った淫婦として,殷の紂(ちゆう)王の妃,妲妃の名前を冠して講談《妲妃のお百》となり,さらに歌舞伎化され《善悪両面児手柏(このてがしわ)》(河竹黙阿弥作)として1867年(慶応3)5月市村座で初演,4世市村家橘(のち5世尾上菊五郎)がお百に扮し好評を得,のちに4世沢村源之助の得意芸ともなった。…

※「秋田蕗」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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