種月寺(読み)しゆげつじ

日本歴史地名大系 「種月寺」の解説

種月寺
しゆげつじ

[現在地名]岩室村石瀬

天神てんじん山の東麓にある。福地山と号し曹洞宗本尊釈迦牟尼仏。文安三年(一四四六)守護上杉房朝の請いにより、耕雲こううん(現村上市)の南英謙宗が福地とよばれる現在地に開いたといわれる(「耕雲種月開基年譜私録」当寺蔵)越後の曹洞宗四箇道場の一。天文一九年(一五五〇)には僧文興・長薫が上洛し、山科言継の仲介で多額の礼銭を払って当寺楽崇正続の香衣の勅許を得た(「言継卿記」同年七月二二日・二三日条)。慶安三年(一六五〇)の石瀬村検地帳(小池苫吉氏蔵)によれば除地は屋敷地四反・寺畑二町六反六畝余・種月寺白山免三反二畝余とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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