稲荷鳥居(読み)イナリドリイ

デジタル大辞泉 「稲荷鳥居」の意味・読み・例文・類語

いなり‐どりい〔‐どりゐ〕【稲荷鳥居】

鳥居形式の一。柱と島木しまぎとの間に台輪だいわを入れ、柱下亀腹かめばらをつけたもの。稲荷神社で用い、柱の下部を黒塗り板木で巻いて、他を朱塗りとする。→台輪

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精選版 日本国語大辞典 「稲荷鳥居」の意味・読み・例文・類語

いなり‐どりい‥どりゐ【稲荷鳥居】

  1. 〘 名詞 〙 鳥居の一つ明神鳥居に似て島木(しまぎ)と柱の間に台輪(だいわ)のある鳥居。台輪鳥居
    1. 稲荷鳥居〈江戸名所記〉
      稲荷鳥居〈江戸名所記〉
    2. [初出の実例]「鳥居に品々有、神明鳥居、黒木の鳥居〈略〉稲荷鳥居」(出典:匠家必要記(1756)下(古事類苑・神祇一〇))

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世界大百科事典(旧版)内の稲荷鳥居の言及

【鳥居】より

…春日鳥居は反増がないほかはこの種類のものとほぼ同じで,多くは丹彩(たんさい)をほどこす。また,稲荷鳥居には台輪があるところがちがう。山王(日吉)鳥居には笠木の上に合掌形の破風がついている。…

※「稲荷鳥居」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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