穀象虫(読み)コクゾウムシ

デジタル大辞泉 「穀象虫」の意味・読み・例文・類語

こくぞう‐むし〔コクザウ‐〕【穀象虫】

甲虫目オサゾウムシ科昆虫。体長約3ミリ。成虫黒褐色または赤褐色でつやがあり、頭部に象の鼻のように突き出たふんがある。卵は穀粒内に産みつけられ、幼虫はこれを食って育つ。世界各地に分布。こめくいむし。こめむし。 夏》

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精選版 日本国語大辞典 「穀象虫」の意味・読み・例文・類語

こくぞう‐むしコクザウ‥【穀象虫】

  1. 〘 名詞 〙 オサゾウムシ科の甲虫。体長三ミリメートル内外。体は長卵形で、口吻が長く突きでている。全体に光沢の強い濃黒褐色で、胸部背面に小さな粒が密に並ぶ。世界各地に広く分布し、コメ、ムギ、アワなどの貯蔵穀類、特に米穀の大害虫として知られる。成虫は穀粒に口吻で穴をあけて産卵し、幼虫は穀粒内を食べて育つ。近似種にやや小形のココクゾウムシがいる。こめくいむし。こめむし。こめのむし。こくぞう。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「米の直談高き事、付、穀象虫(コクザウムシ)の事」(出典仮名草子浮世物語(1665頃)二)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「穀象虫」の解説

穀象虫 (コクゾウムシ)

学名Sitophilus zeamais
動物。オサゾウムシ科の昆虫

穀象虫 (コクゾウ)

学名:Sitophilus oryzae
動物。ゾウムシ科の昆虫

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