積水(読み)セキスイ

デジタル大辞泉 「積水」の意味・読み・例文・類語

せき‐すい【積水】

あつまりたまった水。海水湖水などをいう。
「―千丈の底なる美の窟宅を」〈鴎外訳・即興詩人

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精選版 日本国語大辞典 「積水」の意味・読み・例文・類語

せき‐すい【積水】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 あつまりたまった水。湖沼、海などをいう。
    1. [初出の実例]「積水全含湖裏色、重巖不謝硤中危」(出典文華秀麗集(818)上・秋日冷然院新林池、探得池字、応製〈淳和天皇〉)
    2. 「積水の潰決し其勢の禦ぐ可からざるに至り」(出典:明六雑誌‐七号(1874)開化の進むは政府に因らず人民の衆論に因るの説〈箕作麟祥〉)
    3. [その他の文献]〔孫子‐軍形〕
  2. [ 2 ] 中国で、北河ふたご座三星)の西北にある星の名。〔漢書‐李尋伝〕

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