空裏(読み)クウリ

デジタル大辞泉 「空裏」の意味・読み・例文・類語

くう‐り【空裏/空×裡】

そら空中
「ただ漫然として―に飛揚する愛であった」〈漱石明暗

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精選版 日本国語大辞典 「空裏」の意味・読み・例文・類語

くう‐り【空裏・空裡】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 空中。大空。虚空。
    1. [初出の実例]「落花作雪満空裡、空裡飛散投江水」(出典:雑言奉和(10C初か)春和聖製江上落花詞〈有智子内親王〉)
    2. [その他の文献]〔張若虚‐春江花月夜詩〕
  3. くう(空)日葡辞書(1603‐04)〕

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普及版 字通 「空裏」の読み・字形・画数・意味

【空裏】くうり

そら。唐・張若虚〔春江花月夜〕詩 江宛轉として、甸を遶(めぐ)り 林を照らして、皆霰(あられ)に似たり 裏の霜飛ぶを覺えず 汀上の白沙看れども見えず

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