突棒漁業(読み)つきんぼうぎょぎょう(英語表記)spear fishery

精選版 日本国語大辞典 「突棒漁業」の意味・読み・例文・類語

つきんぼう‐ぎょぎょう ‥ギョゲフ【突棒漁業】

〘名〙 海面に浮上して遊泳する魚を、綱のついた銛竿(もりざお)を投げ突いて取る漁業カジキイルカ、小形鯨類などを対象とする。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「突棒漁業」の意味・わかりやすい解説

突棒漁業
つきんぼうぎょぎょう
spear fishery

水表面を遊泳する大型魚類や海産哺乳類を銛 (もり) ややすのような刺突具で漁獲する漁業。日本では3~20t漁船による比較的沿岸に近いまぐろ,かじき,いるかを対象とするものと,20~50t漁船による沖合いのまぐろ,かじきを対象とするものとがある。漁場は太平洋北部から南部東シナ海にかけて存在している。表層の魚類を対象とするので,漁船には操縦性能のよいことと船足の速いことが要求される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android