窒化マグネシウム(読み)チッカマグネシウム

デジタル大辞泉 「窒化マグネシウム」の意味・読み・例文・類語

ちっか‐マグネシウム〔チツクワ‐〕【窒化マグネシウム】

マグネシウム窒化物。マグネシウムを窒素またはアンモニアガス中で高温に加熱することで得られる。純粋な場合は無色で、通常黄色個体となる。等軸晶系。容易に加水分解を起こし水酸化マグネシウムになる。脱水剤として用いられる。二窒化三マグネシウム化学式Mg3N2

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化学辞典 第2版 「窒化マグネシウム」の解説

窒化マグネシウム
チッカマグネシウム
magnesium nitride

Mg3N2(100.93).正式名称は二窒化三マグネシウム.Mg(N3)2はアジ化マグネシウム(アジ化物)で窒化物ではない.Mgを N2 またはNH3中で高温に加熱すると得られる.立方晶系結晶.Y2O3と同型構造(蛍石構造でCaのかわりにN,Fの位置の1/4は空間,3/4にMgが入った構造).純粋なら無色,通常は黄色の固体. 密度2.71 g cm-3.3変態があり,550 ℃ 以下はα相,550~988 ℃ はβ相,988 ℃ 以上はγ相.密閉容器中では1300 ℃ で解離圧が1 atm となる.空気中で加熱すれば徐々に酸化されてMgOを生じる.水とは容易に反応してNH3とMg(OH)2になる.脱水剤に用いられる.[CAS 12057-71-5]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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