窮子(読み)ぐうじ

精選版 日本国語大辞典 「窮子」の意味・読み・例文・類語

ぐう‐じ【窮子】

  1. 〘 名詞 〙 ( 困窮している人の意 ) 仏語。困窮して家に帰ってきた子。「法華経信解品(しんげぼん)」に説かれたもの。ぐし。→窮子喩(ぐうじゆ)。〔法華義疏(7C前)〕
    1. [初出の実例]「只窮子(クウシ)他国より帰て、父の長者に逢へるか如く、悦ひ合事限なし」(出典太平記(14C後)二九)
    2. [その他の文献]〔法華経‐信解品〕

きゅう‐し【窮子】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 中国伝説にいう貧乏神
  3. ぐうじ(窮子)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「窮子」の読み・字形・画数・意味

【窮子】きゆうし

貧乏神。

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