立川大橋(読み)たちかわおおはし

日本歴史地名大系 「立川大橋」の解説

立川大橋
たちかわおおはし

天神川に架かる。近世には法美往来私都きさいち往来が通り、立川村と矢津やづ村を結んでいた。「鳥府志」、文政年間(一八一八―三〇)の法美郡全図(県立図書館蔵)では「大橋」とある。往古国府川(袋川)南方へ流路を変更する以前にはこの橋の下を流れていたことから大橋の名が付いたとされ、橋杭なども高く丈夫に造られていたという(鳥府志)城下と在方の境にあたり、在への出口として賑やかな場所であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android