端午の節句(読み)タンゴノセック

精選版 日本国語大辞典 「端午の節句」の意味・読み・例文・類語

たんご【端午】 の 節供(せっく)

  1. たんご(端午)季語・夏 》
    1. [初出の実例]「先づ正月は屠蘇の酒、端午の節句は菖蒲酒、七夕は一夜酒」(出典:歌舞伎・助六廓夜桜(1779))

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日本文化いろは事典 「端午の節句」の解説

端午の節句

「端午の節句」は5月5日にあたり、「菖蒲〔しょうぶ〕の節句」とも言われます。強い香気で厄を祓う菖蒲やよもぎを軒(のき)につるし、また菖蒲湯に入ることで無病息災を願いました。また、「菖蒲」を「尚武〔しょうぶ〕」という言葉にかけて、勇ましい飾りをして男の子誕生成長を祝う「尚武の節句」でもあります。

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世界大百科事典(旧版)内の端午の節句の言及

【薬玉】より

…端午の節供に用いる飾物。もと中国から伝来した習俗で中国では続命縷(しよくめいる),長命縷,五色縷などといい,5月5日にこれをひじにかけると邪気をはらい,悪疫を除き,寿命をのばすききめがあるとして,古くから用いられた。…

※「端午の節句」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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