竹下派(読み)タケシタハ

デジタル大辞泉 「竹下派」の意味・読み・例文・類語

たけした‐は【竹下派】

自由民主党にあった派閥の一。創政会経世会の昭和60年(1985)から平成4年(1992)における通称。首相退任後も影響力を行使し続ける田中角栄に不満を持つ竹下登・金丸信らが、昭和60年に田中派内の勉強会として創政会を結成。翌々年に田中派の大多数を率いて経世会として独立し、自民党内での影響力を保った。のちの平成研究会につながる。→小渕派
自由民主党の派閥の一。平成研究会の平成30年(2018)から令和3年(2021)における通称。同年、前会長額賀福志郎から、竹下登の弟で衆院議員のわたるが継承した。→茂木派

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

共同通信ニュース用語解説 「竹下派」の解説

竹下派

自民党にあった派閥である「経世会」の通称。1987年に竹下登元首相が田中派の大多数を率いて結成。党内最大派閥として、竹下氏が首相辞任後も宇野海部、宮沢各内閣を強い影響下に置いた。しかし、派内抗争の激化分裂。93年に小沢一郎元幹事長らが離党し新生党を結成した。竹下派を継承した小渕派の時代に経世会を平成研究会に改称した。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android