デジタル大辞泉 「竹帙」の意味・読み・例文・類語 ちく‐ちつ【竹×帙】 細い竹を簀すのように編んだ帙。巻子本かんすぼんを包むのに用いる。 たけ‐ちつ【竹×帙】 巻子本かんすぼん・経巻などの巻物を包む帙の一種。細くけずった竹を色糸で編み、布で縁どりしたもの。奈良時代に多く用いられた。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「竹帙」の意味・読み・例文・類語 ちく‐ちつ【竹帙】 〘 名詞 〙 細い竹で簀子(すのこ)状に編んだものに、絹錦などで縁どりをし、緒紐をつけた帙。書物の傷みを防ぐためのおおいに用いる。帙簀(ちす)。たけちつ。[初出の実例]「一反上竹帙廿枚 五枚赤形縫物、十五枚青形縫物」(出典:正倉院文書‐天平宝字四年(760)七月二五日・東寺写経所経帙返収文案) たけ‐ちつ【竹帙】 〘 名詞 〙 帙の一種。細くけずった竹を色糸で編んで錦のきれなどで縁(ふち)どりをしたもの。巻子本(かんすぼん)、経巻などをまいておく。奈良時代に多く用いられた。ちくちつ。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例