日本歴史地名大系 「竹野山」の解説 竹野山たけのさん 愛知県:愛知郡日進町岩崎村竹野山[現在地名]日進町岩崎北部に連なる丘陵中の最高峰で、標高一三三・九メートル。東南の青木(あおき)山・六坊(ろくぼう)山と併せて御岳(おんたけ)山と総称される。頂上からは尾張の大部分が眺望される景勝地で、「府志」に「古岩羅立シテ山色蒼黒シ」また「銘石ヲ産ス」とある。山麓には古代の住居跡・古墳・古窯跡・古城跡などを残し、また「尾張名所図会」に岩崎滝(いわさきのたき)、別名菊水滝(きくすいのたき)として「高さ六丈余、夏日霖雨の節は飛流十倍して人の耳目を驚かす」とあり、その下流は岩崎川に注ぐ。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報