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笠九郎兵衛 りゅう くろべえ

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

笠九郎兵衛 りゅう-くろべえ

1690-1779 江戸時代中期の農民。
元禄(げんろく)3年生まれ。筑後(ちくご)(福岡県)御井郡(みいぐん)国分村の人。宝永6年水田除草用農具の雁爪(がんづめ)を考案。また長崎などで甘蔗(かんしょ)栽培と製糖法をまなび,郷里につたえた。安永8年死去。90歳。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

笠九郎兵衛

没年:安永8(1779)
生年:元禄3(1690)
江戸中期,久留米藩領筑後国御井郡国分村(久留米市)の篤農家。千歯こき,千石とおしと並ぶ近世の代表的農具である雁爪の考案者。雁爪の語源は「蟹爪」で,宝永6(1709)年,九郎兵衛が山蟹の爪からヒントを得て考えついたといわれ,除草や硬い土の掘りおこしに用いられた。従来よりきめ細かい農業はできるが,多くの労力も要するという,労働集約型農具の典型である。九郎兵衛はこのほか,高良川沿岸の浦河原数町歩を自力で開墾したり,長崎,四国まで出かけていって甘蔗栽培と製糖法を学び,筑後にもたらしたことでも知られる。<参考文献>『久留米市史』2巻

(井奥成彦)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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