日本歴史地名大系 「笠神埜原新田」の解説
笠神埜原新田
かさがみやわらしんでん
近世初期に成立した一四ヵ新田の総称。元禄一三年(一七〇〇)頃の下総国各村級分や元禄郷帳などでは笠神埜原新田と記すが、埜原十四ヵ新田ともいわれる。「利根川図志」には埜原新田とあり、かつては
江戸幕府は関東平野の治水と新田開発のため利根川の中下流域で大規模な河川の整備事業を遂行したが、その過程で多くの百姓が立退きを余儀なくされ、その替地に選ばれたのが埜原新田と
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報