笠間庄上郷・笠間庄下郷(読み)かさまのしようかみのごう・かさまのしようしものごう

日本歴史地名大系 「笠間庄上郷・笠間庄下郷」の解説

笠間庄上郷・笠間庄下郷
かさまのしようかみのごう・かさまのしようしものごう

東大寺領荘園である。「東大寺続要録」に建保二年(一二一四)の注進寺領庄々近年田数所当等事として

<資料は省略されています>

とみえる。これは鎌倉初期の笠間庄であるが、上・下二郷に分れ、それぞれに荘官がいた。荒田や多くの除田があるので、賦課の対象となる得田半分くらいになっている。

その所在は上郷は現室生村大字上笠間、下郷は同下笠間に比定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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