笹山稲荷社(読み)ささやまいなりしや

日本歴史地名大系 「笹山稲荷社」の解説

笹山稲荷社
ささやまいなりしや

[現在地名]檜山郡江差町字檜岱

江差町の東境にある笹山(六一一メートル)に鎮座する。祭神は倉稲魂命。「蝦夷日誌」(二編)によると、当社は江差岳とも称される笹山にあり、岩に沿って建つ社殿には「正一位チヨコマン稲荷社」と記された額が掛かる。周辺は樹木が茂り、社殿下は奇石が重なり、洞窟もある。霊験著しいとして信仰され、領主が巡村の際には必ず参詣したという。明治八年(一八七五)の神社明細書上(藤枝家文書)には姥神(うばがみ)大神宮の付属社とあり、勧請年不詳、安永五年(一七七六)再建。祭日は六月一日、遥拝所が詰木石北新(づみきいしきたしん)町にあった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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