筆端(読み)ヒッタン

デジタル大辞泉 「筆端」の意味・読み・例文・類語

ひっ‐たん【筆端】

筆の先。
書画文章の筆の運び。また、それで書いたもの。
「―に記せざるは勿論、言外にも其意味を見ず」〈福沢学問のすゝめ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「筆端」の意味・読み・例文・類語

ひっ‐たん【筆端】

  1. 〘 名詞 〙 筆の先。筆の運び。書画・文章の勢い。また、それで書き表わしたもの。
    1. [初出の実例]「異木千名起筆端」(出典経国集(827)一四・奉和清涼殿画壁山水歌〈菅原清公〉)
    2. 「師が画は、精神徹に入、筆端妙をふるふ」(出典:俳諧・韻塞(1697)許六離別詞)
    3. [その他の文献]〔漢書‐杜欽伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「筆端」の読み・字形・画数・意味

【筆端】ひつたん

筆運び。〔文章軌範、侯字集、放胆文序〕必ず能く方言高論し、筆端窘束(きんそく)せざらん。

字通「筆」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android