箱柳村(読み)はこやなぎむら

日本歴史地名大系 「箱柳村」の解説

箱柳村
はこやなぎむら

[現在地名]岡崎市箱柳町

山峡を縫って比較的緩やかに流れる伊賀いが川の上流に細長く山麓に散在する村落。北は標高一七九メートルの山嶺を隔ててたき村、東は峠を越えて田口たぐち村に続く。西方に延びる道は小呂おろ村・稲熊いなぐま村を経て岡崎の町に至る。菅江真澄の「筆のまにまに」に、

<資料は省略されています>

とある。「三河堤」に「白楊村」と記す。

中世中山なかやま庄に属したという。応永年中(一三九四―一四二八)は永田家次が領有したが、正長年中(一四二八―二九)より中根氏が来住して小呂・箱柳・田口板田いただ岩谷いわや中畑なかばた六郷を領有し、一部を永田氏が領有していたという(常磐村郷土誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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