簾台(読み)レンダイ

デジタル大辞泉 「簾台」の意味・読み・例文・類語

れん‐だい【×簾台】

前方御簾みすを垂らした一段高い座敷
貴人他行のとき、または婚礼の際に床飾りに用いた衝立ついたて

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「簾台」の意味・読み・例文・類語

れん‐だい【簾台】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 長押(なげし)のない場所御簾(みす)をかける時に用いる衝立(ついたて)のようなもの。
    1. [初出の実例]「木工立簾台」(出典西宮記(969頃)一)
  3. 貴人の訪問や婚礼の時などに床飾り用として置かれる衝立。
    1. 簾台<b>②</b>〈婚礼道具諸器形寸法書〉
      簾台〈婚礼道具諸器形寸法書〉
  4. 一段高く構え、前に御簾をかけるようにした座敷。
    1. [初出の実例]「れん台と云は今の世に上段と云座敷也。一段高くして前に御簾を懸る御簾台と云也」(出典:随筆・貞丈雑記(1784頃)一四)

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