普及版 字通 「籟(漢字)」の読み・字形・画数・意味
籟
22画
[字訓] ふえ・ひびき
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(頼)(らい)。〔説文〕五上に「三孔の龠(ふえ)なり。大なるは之れを笙(しやう)と謂ひ、其の中なるは之れを籟と謂ひ、小なるは之れを(やく)と謂ふ」とあり、竹管の楽器。〔荘子、斉物論〕に「人籟は則ち比竹是れのみ」の語がある。自然の吹き起す音を天籟といい、すぐれた楽音や、天の啓示するところをいう。松風を松籟という。
[訓義]
1. ふえ。
2. ひびき、こえ。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕籟 シタク
[熟語]
籟▶・籟籥▶
[下接語]
籟・籟・虚籟・群籟・衆籟・松籟・笙籟・簫籟・真籟・人籟・吹籟・清籟・爽籟・地籟・竹籟・天籟・万籟・風籟・夜籟・幽籟・林籟
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報