20世紀日本人名事典 「米沢嘉圃」の解説
米沢 嘉圃
ヨネザワ ヨシホ
昭和・平成期の美術史家 東京大学名誉教授;武蔵野美術大学名誉教授;「国華」名誉主幹。
- 生年
- 明治39(1906)年6月2日
- 没年
- 平成5(1993)年7月29日
- 出生地
- 秋田県
- 学歴〔年〕
- 東京帝国大学文学部美学美術史学科〔昭和6年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 勲三等旭日中綬章〔昭和52年〕
- 経歴
- 東京帝大文学部副手、文部省重要美術品調査嘱託を経て、昭和10年東方文化学院東京研究所所員、24年東京大学東洋文化研究所教授に就任。41年名誉教授、武蔵野美術大学教授となり、53年同短大学長、同大学長を務め、61年退任。この間、美術史学会代表委員、文化財専門審議会委員、文化財保護委員として活躍。東京国立博物館評議員。また、52年より美術研究誌「国華」主幹をつとめ、専門の中国絵画だけでなく日本絵画史の分野でも新資料を次々と紹介、文化財の指定行政の面でも重要な役割を果たした。平成2年主幹を退任し顧問。著書に「中国の美人画」「中国絵画史研究」「水墨画」(共著)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報