精包(読み)セイホウ

世界大百科事典(旧版)内の精包の言及

【交尾】より

…雌雄同体のものではこの両者を備え,さらに受精囊へ直接通じる交尾孔が開口しているものもある。頭足類では,ふつう腕の1本が変形して交接腕となり,貯精囊の中で作られる精子を入れた精包を雌の外套腔(がいとうこう)内に移し入れる。そのとき腕の一部も切れて精包を保持するものもある。…

【サソリ(蠍)】より


[生態]
 サソリの婚姻ダンスは有名で,雌雄が向かい合って鋏角(きようかく)と鋏角,触肢と触肢,高々と上げた尾と尾を互いにからませ,1~24時間も踊る。やがて雄は精包(精子の入った袋)を地上に置き,後退して雌をその上に導き,雌は生殖口を開いて精包を体内に取りこむ。受精卵は母体内で活発な幼虫にまで発育してから生まれてくる。…

※「精包」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む