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紀益女 きの ますめ

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

紀益女 きの-ますめ

?-765 奈良時代の巫女(みこ)。
和気(わけ)王に近侍し,寵愛(ちょうあい)される。藤原仲麻呂の乱の鎮圧と淳仁(じゅんにん)天皇の廃位に功があったらしい。天平宝字(てんぴょうほうじ)8年無位から従五位上となり,翌年勲三等をうける。天平神護(じんご)元年8月和気王の謀反事件が発覚すると,王をそそのかしたとして絞殺された。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

紀益女

没年:天平神護1.8(765)
生年:生年不詳
奈良時代の巫女。死霊が乗り移る巫女として有名になり,和気王の寵愛を受けた。藤原仲麻呂打倒や淳仁天皇の淡路配流事件に関係し,その功が認められて天平宝字8(764)年10月に無位より従五位に叙せられ,翌天平神護1(765)年1月,称徳天皇重祚に際し勲3等を授けられた。しかし同年8月和気王の皇位を狙う謀反が発覚し,彼を唆したとの理由で山背国綴喜郡松井村(京都府八幡市)で絞殺された。朝臣姓を称しているが,もと紀寺の奴婢で放免され陰陽頭に栄進した紀益麻呂の同族と推定されている。<参考文献>角田文衛「紀寺の奴」(『律令国家の展開』)

(菅原征子)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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