紅教(読み)コウキョウ

デジタル大辞泉 「紅教」の意味・読み・例文・類語

こう‐きょう〔‐ケウ〕【紅教】

チベット仏教旧派。新教派の黄教に対して、従来からのニンマ(古)派などの保守的な諸宗派のこと。紅帽を着用していたことによる呼称。旧教紅帽派。紅帽派。

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精選版 日本国語大辞典 「紅教」の意味・読み・例文・類語

こう‐きょう‥ケウ【紅教】

  1. 〘 名詞 〙 ラマ教の旧派。八世紀の中ごろインドからチベットに来たパドマサンババ蓮華生)を開祖とし、初め顕教密教を加えた並修であったが、後に密教色を強くした。教徒赤衣赤帽を着用することから紅帽派ともいわれ、現在、ラマ教の新派、黄教とともにチベットで行なわれる。

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旺文社世界史事典 三訂版 「紅教」の解説

紅教
こうきょう

紅帽 (こうぼう) 派

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「紅教」の意味・わかりやすい解説

紅教
こうきょう

「チベット仏教」のページをご覧ください。

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