紋羽二重(読み)モンハブタエ

デジタル大辞泉 「紋羽二重」の意味・読み・例文・類語

もん‐はぶたえ〔‐はぶたへ〕【紋羽二重】

文様を織り出した羽二重。紋織りの羽二重。

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精選版 日本国語大辞典 「紋羽二重」の意味・読み・例文・類語

もん‐はぶたえ‥はぶたへ【紋羽二重】

  1. 〘 名詞 〙 紋織りの羽二重。文様を浮き織りにした羽二重。
    1. [初出の実例]「紋はぶたへも出ず入らず、無地の丸鍔象嵌の国細工には稀男」(出典:浄瑠璃・冥途の飛脚(1711頃)上)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「紋羽二重」の意味・わかりやすい解説

紋羽二重
もんはぶたえ

紋様を織り出した羽二重。平羽二重 (平織の羽二重の総称) に紋様を織り出したもので,地紋を織り出すにはジャカード織機装置を使う。小幅物と広幅物があり,用途は主として着尺地羽尺 (端尺) 地,半襟などである。輸出用には,特に薄地物 (軽目羽二重) として製織する。産地は,多湿な環境が適し,福井,石川両県が中心。

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