紙窓(読み)シソウ

デジタル大辞泉 「紙窓」の意味・読み・例文・類語

し‐そう〔‐サウ〕【紙窓】

紙を張った窓。明かり障子のはまった窓。
「古き備後畳は処々破損を生じ、―風に吟じて」〈鉄腸雪中梅

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精選版 日本国語大辞典 「紙窓」の意味・読み・例文・類語

し‐そう‥サウ【紙窓】

  1. 〘 名詞 〙 紙を張った窓。明障子(あかりしょうじ)をはめた窓。また、そういう窓のある部屋
    1. [初出の実例]「香煙出戸、帋窓掩而無人、禅侶向壇、金磬鳴而有響」(出典本朝文粋(1060頃)一〇・遊円城寺上方詩序〈源英明〉)
    2. 「紙窓(シソウ)を明て見渡し給ふに」(出典:浮世草子武道伝来記(1687)一)
    3. [その他の文献]〔白居易‐暁寝詩〕

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