素干し(読み)スボシ

デジタル大辞泉 「素干し」の意味・読み・例文・類語

す‐ぼし【素干し/素乾し】

魚介海藻などをそのまま風に当てて干すこと。
[類語]陰干し日干し虫干し土用干し

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精選版 日本国語大辞典 「素干し」の意味・読み・例文・類語

す‐ぼし【素干・素乾】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 日光や火にあてないでかわかすこと。かげぼし。
    1. [初出の実例]「摂津〈略〉簾干小鰯(スボシのこいはし)」(出典:俳諧・毛吹草(1638)四)
  3. 遊里などで、客、または遊女相手約束をしながらまったく顔を出さないこと。すっぽかすこと。
    1. [初出の実例]「よんべは梅川女郎が御客の素干(スボシ)としやしたね」(出典:洒落本・二日酔巵觶(1784))
  4. ( かげぼしにして作るところから ) ごまめ。〔物類称呼(1775)〕

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栄養・生化学辞典 「素干し」の解説

素干し

 魚介類,海藻などをそのまま干したもの.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の素干しの言及

【干物】より

…干鳥は鳥肉とくにキジを干したもの,楚割は魚肉とくにサケを細く切って干したもの,蒸蚫はアワビを蒸して干したもの,焼蛸はタコを石焼きなどにして干したものであった。 現在市場に出回っている干物を製造法によって分類すると,素干し,煮干し,塩干し,焼干し,調味干しなどとなる。素干しは塩を加えずにそのまま乾燥させるもので,するめ,ごまめ,かずのこ,身欠きニシンなどがある。…

※「素干し」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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