日本舞踊の上演形式。舞踊用の衣装をつけずに踊る踊りをいう。元来素踊で踊るようにつくられたものと、本来は衣装をつけて踊るようにできた作品の扮装(ふんそう)を略して踊る場合とある。前者は『北州(ほくしゅう)』『梅の春』などの御祝儀物が代表的で、男性の場合には紋付袴(はかま)姿、女性は黒または色の紋付、裾(すそ)模様などの礼服で、高島田や前割などの鬘(かつら)をつけることが多い。通常舞台には屏風(びょうぶ)を立てる。なお、昔は振付師や踊りの師匠が衣装をつけて踊ることはまれで、御祝儀物を素(す)の形で踊った。後者は歌舞伎(かぶき)舞踊の、たとえば『傀儡師(かいらいし)』『山姥(山めぐり)』など。『娘道成寺』などの場合には、半素(はんす)とよぶ、なかば素の形をとることが多い。また、第二次世界大戦後はとくに素踊形式をとる創作舞踊が多い。
[如月青子]
…能では伴奏なしにうたうことを〈素謡〉と称するし,浄瑠璃では,人形芝居や歌舞伎から離れ,演奏会様式で純粋に音楽を味わうものを〈素浄瑠璃〉,三味線の伴奏なしに浄瑠璃を語ることを〈素語り〉などと呼ぶ。また,舞踊では特別な衣装をつけず,普通の服装のままで踊ることを〈素踊〉という。【加納 マリ】。…
※「素踊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...
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