素餐(読み)ソサン

デジタル大辞泉 「素餐」の意味・読み・例文・類語

そ‐さん【素×餐】

功績才能もないのに高い位にいて報酬を受けること。徒食
「隆季卿は、―の家に生まるるといへども」〈盛衰記四六

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精選版 日本国語大辞典 「素餐」の意味・読み・例文・類語

そ‐さん【素餐・素&JISFBCB;】

  1. 〘 名詞 〙 功労や才能がないのに、いたずらに祿を受けること。職責を果たさないのに高位高官にいること。素飱(そそん)素食
    1. [初出の実例]「有貪素飡、遺誡尸食」(出典:三教指帰(797頃)下)
    2. 「隆季卿は、素飡(ソサン)の家に生まると雖ども、頗ぶる文臣の膚(はだへ)たり」(出典源平盛衰記(14C前)四六)
    3. [その他の文献]〔詩経‐魏風・伐檀〕

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