精選版 日本国語大辞典 「紫金」の意味・読み・例文・類語 し‐きん【紫金】 〘 名詞 〙① 赤銅(しゃくどう)の異称。[初出の実例]「小塊鎚摧淘汰去、椀中留得紫金光」(出典:柳湾漁唱‐一集(1821)金山雑咏)「紫金(シキン)を叩くやうな響」(出典:江戸から東京へ(1921)〈矢田挿雲〉七)[その他の文献]〔梁武帝‐秋歌〕② ⇒しこん(紫金) し‐こん【紫金】 〘 名詞 〙 ( 「こん」は「金」の呉音 ) 「しまごん(紫磨金)」の略。[初出の実例]「珊瑚琥珀、硨磲瑪瑙、白玉紫金」(出典:往生要集(984‐985)大文二)「此鐘の濫觴は龍宮のしこんを取て、世尊火坑三昧のたたらをもって、鋳立て給ひし鐘の声」(出典:浄瑠璃・用明天皇職人鑑(1705)三)[その他の文献]〔無量寿経‐上〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の紫金の言及 【赤銅】より …〈烏金〉と書いて〈しゃくどう〉また〈うきん〉と読み,また紫金(しきん)ともいう。銅に6~7%の純金とわずかな白目(しろめ)(アンチモンを主としヒ素を含んだ金属)を加えた合金。… ※「紫金」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by