細島町(読み)ほそしままち

日本歴史地名大系 「細島町」の解説

細島町
ほそしままち

[現在地名]日向市細島

日知屋ひちや村の東部、細島半島東端に位置し、日向灘に面する。神武天皇にまつわる鉾島ほこしま神社の伝説が残り、鉾島が転じて細島になったという伝えが残る。日知屋村の細島湊を中心に在郷町として発展、江戸時代を通して同村枝郷として把握され、領主変遷も日知屋村に同じ。天保郷帳に「日知屋村之内」として細島町とみえ、高三八石余。天保九年(一八三八)の臼杵郡七ヶ村明細帳(旧文書)でも同高。諸引高八斗余があり、残り田高九石余・畑高二七石余。家数四三一(うち百姓三二二・無高一〇九)・人数二千二一四、牛一・馬二。乙名一・年寄二・大工四・鍛冶四・医師二・紺屋二・桶屋二・糀屋一。年貢定免。すべて銀納で本新田畑合せて一三石余(銀六六四匁余)上納

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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