精選版 日本国語大辞典 「組入」の意味・読み・例文・類語
くみ‐いれ【組入】
- 〘 名詞 〙
- ① 組んで中に入れこむように作ること。また、その器物。いれこ。
- ② 仲間に加え入れること。
- ③ 配置を考えて図や文字をうまくおさめいれること。
- ④ 「くみいれてんじょう(組入天井)」の略。
- [初出の実例]「捜二検夜大殿及疑所々一、放二組入・板敷等一、皆実検云々」(出典:小右記‐長徳二年(996)五月二日)
くみれ【組入】
- 〘 名詞 〙 ( 「くみいれ(組入)」の変化した語 ) =くみいれてんじょう(組入天井)
- [初出の実例]「塗籠(ぬりごめ)をあけて、くみれの上(かみ)などをも見よ」(出典:栄花物語(1028‐92頃)浦々の別)