日本歴史地名大系 「給分浜観音堂跡」の解説 給分浜観音堂跡きゆうぶんはまかんのんどうあと 宮城県:牡鹿郡牡鹿町給分浜給分浜観音堂跡[現在地名]牡鹿町給分浜「牡鹿郡万御改書上」によれば、大同元年(八〇六)建立、大永三年(一五二三)再建、元禄四年(一六九一)建替えの萱葺、三間四方の観音堂があり、堂中に作者不明の秘仏が安置され、警固に湊(みなと)村(現石巻市)の足軽が毎年二人ずつ付けられるので別当はないと記し、さらに付加えて「宝永五年書上ニ改山寺大旦那宗別当遠藤大作トアリ此子孫御百姓三郎兵衛ニ今観音支配之由地福院堂下ニアリ」とあり、その警固は足軽から百姓に移った。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by