綾羅錦繍(読み)リョウラキンシュウ

デジタル大辞泉 「綾羅錦繍」の意味・読み・例文・類語

りょうら‐きんしゅう〔‐キンシウ〕【×綾羅錦×繍】

あやぎぬうすぎぬにしき刺繍ししゅうをした布。美しい衣服

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精選版 日本国語大辞典 「綾羅錦繍」の意味・読み・例文・類語

りょうら‐きんしゅう‥キンシウ【綾羅錦繍】

  1. 〘 名詞 〙 あやぎぬとうすぎぬと錦(にしき)刺繍のある布。美しい衣服、また、美しく着飾ることをいう。
    1. [初出の実例]「綾羅・錦繍・黄金・珠玉の飾り給へる衣の裏に」(出典:栄花物語(1028‐92頃)もとのしづく)

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四字熟語を知る辞典 「綾羅錦繍」の解説

綾羅錦繡

あやぎぬ(綾)とうすぎぬ(羅)、にしき(錦)と刺繡のある布。転じて、美しい布、衣服、また、美しく着飾ることをいう。

[使用例] 高いところに飾られた十八の棺は華麗な綾羅錦繡で被われ、故人氏名を記した紙が下がっていた[加賀乙彦*風と死者|1969]

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