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綾藺笠 アヤイガサ

デジタル大辞泉の解説

あや‐いがさ〔‐ゐがさ〕【×××笠】

藺草(いぐさ)を綾織りに編み、裏に布を張った。中央に髻(もとどり)を入れる巾子形(こじがた)という突出部があり、その周囲に藍革(あいかわ)と赤革の帯を垂らして飾りとする。武士が狩猟・旅行・流鏑馬(やぶさめ)などの際に着用した。あやがさ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

あやいがさ【綾藺笠】

を編んで作った笠。中央を高く突出させ、裏を絹などではる。武士が狩猟・遠行・流鏑馬やぶさめの時などに用いた。あやがさ。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の綾藺笠の言及

【笠】より

…《万葉集》にも,〈河のしづ菅我が苅りて編まなく〉〈王(おおぎみ)の御笠に縫へる有馬菅〉などとうたわれるように,スゲを苅って笠に編んだことがわかる。平安時代には,武士の旅行用や流鏑馬(やぶさめ)に綾藺(あやい)笠が用いられ,女性の外出用にはもっぱら市女(いちめ)笠が用いられた。江戸時代に入ると,形,材質の違いから,また身分,職業,用途によってさまざまな種類の笠が生まれ,武士はもとより町人,農民など男女を問わず広く用いられた。…

【被り物】より

…烏帽子には立烏帽子と,上部を折った風折烏帽子,和船形の侍(さむらい)烏帽子などがある。この時代武士は,藺を綾編みして頭部をとがらせた綾藺笠を,女子は大型の浅い菅の市女(いちめ)笠を広く着用した。また女子では,日よけ雨よけを兼ねた垂衣(たれぎぬ)や,外出用で顔を隠す被衣(かずき)なども行われた。…

※「綾藺笠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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