総合哲学(読み)そうごうてつがく(その他表記)synthetic philosophy

精選版 日本国語大辞典 「総合哲学」の意味・読み・例文・類語

そうごう‐てつがくソウガフ‥【総合哲学】

  1. 〘 名詞 〙 ハーバート=スペンサーの用いた術語哲学を完全に統一、総合された知識体系として位置づけ、一切の現象をすべて進化の原理によって説明しようとしたもの。第一原理・生物学原理・心理学原理・社会学原理・倫理学原理の五部から成る。〔哲学字彙(1881)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「総合哲学」の意味・わかりやすい解説

総合哲学
そうごうてつがく
synthetic philosophy

19世紀のイギリス哲学者 H.スペンサー自己進化論的立場に名づけた名称。哲学は中世神学に代って,すべての個別科学が有する基本的諸原理の統一者でなければならないとし,これを生物学的な進化論との関連で体系づけた。「科学は部分的に総合された知識」であるのに対して「哲学は完全に総合された知識」であると述べている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む