総社大神宮(読み)そうじやだいじんぐう

日本歴史地名大系 「総社大神宮」の解説

総社大神宮
そうじやだいじんぐう

[現在地名]武生市京町一丁目

室町むろまち通の西側にある。祭神大己貴おおなむち尊、相殿の左は天地之神霊、右は末社五八神。旧県社。社蔵の縁起によると、国府の地に鎮座する総社で、かつては惣社大明神と称し、お総社そんじやとよばれて町民に親しまれた。「一遍上人絵伝」に正応三年(一二九〇)、同五年に時宗の二祖真教が当社に参籠したことが記される。長禄四年(一四六〇)一二月吉日付の、神主衡光の記した川野浦納所注文(刀禰文書)には、「惣社御神領之内川野浦本所分納所色々之事」として、

<資料は省略されています>

以下、数ヵ条が記され、一月・三月・四月・五月・七月・一一月の六度之神事に河野浦こうのうら(現福井県河野村)の当社神領よりさまざまの神供があったことが知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android