デジタル大辞泉 「締込む」の意味・読み・例文・類語 しめ‐こ・む【締(め)込む】 [動マ五(四)]1 帯などをきつく締める。「角帯をきりっと―・む」2 思う女を自分のものにする。「いい娘を―・んだなあ」〈伎・宇都宮紅葉釣衾〉3 物事がうまいぐあいに運ぶ。「自己おいらの家の家名を付けた石塔があるから―・んだりと先づ掃除をし」〈滑・七偏人・五〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「締込む」の意味・読み・例文・類語 しめ‐こ・む【締込】 〘 他動詞 マ行五(四) 〙① 帯など、体につけたものをかたくしめる。[初出の実例]「夜ふけ人しづまって後、手に当り次第、そこらに有物かき集めて〆込(シメコミ)」(出典:談義本・当世下手談義(1752)三)② 肉体の関係を結ぶ。[初出の実例]「『是伝三とお吉とは〈略〉疾(とっ)から夫婦の約束して居る。どうあらうとも女夫にしてくれねばならぬ』『ふふ最早しめこうだか。えいえい女夫にせう』」(出典:歌舞伎・大雑書伊勢白粉(1696)一)③ 食物をつめ込む。無理にたくさん食べる。[初出の実例]「丸焼を十一本ペロリしめこんじゃて」(出典:胡瓜遣(1872)〈仮名垣魯文〉初上)④ 物事をうまいぐあいに運ぶ。[初出の実例]「自己(おいら)の家の家名を付た石塔があるから、〆(シメ)こんだりと先掃除をし、水を上て待て居ると」(出典:滑稽本・七偏人(1857‐63)五) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例