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緩衝増幅器 かんしょうぞうふくき buffer amplifier

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

緩衝増幅器
かんしょうぞうふくき
buffer amplifier

バッファーともいう。2つの回路の間に置かれた増幅器で,前後の回路が互いに影響し合うのを防ぎながら,信号の橋渡しを行うことを目的とする。たとえば,発振器と負荷との間にこれを置くと,負荷の変動による発振周波数のふらつきが押えられる。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

緩衝増幅器
かんしょうぞうふくき

主として送信機に用いられる増幅器。送信機の初段に置かれる発振器と最終段の増幅器との間に置かれる。送信するときには、最終段増幅器や励振増幅器に大電流が流入するために急激な電圧変動や入力定数の変化が生じる。このとき、発振器が、これらの影響を受けて送信周波数が変動しないように、この増幅器を間に挿入しておくのである。一般に増幅器の出力回路から大きな電力を取り出すとき、その入力に流れ込む電力も大きくなり、入力インピーダンス(交流回路での電気の流れに対する抵抗)が低くなる。このような出力の大きな増幅器を直接、発振器の出力回路に接続しておくと、大出力が送出されるたびに発振器の負荷インピーダンスが大きく変化するので、発振周波数が変動し、送信する周波数が刻々と変化するようになってしまう。さらに発振器の負荷インピーダンスが極端に低下すると、発振出力が低下し、ひずみや発振停止などの事故につながるおそれがある。そのため送信機では、発振器の出力の電力レベルから、直接、逓倍(ていばい)増幅器や励振増幅器に接続することを避け、緩衝増幅器ですこしずつ電力レベルを増加させ、発振周波数などの変動を抑えるようにしてある。[石島 巖]

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