翻訳|buffer
コンピュータで、処理速度の異なる装置の間に置いて、双方の速度差を埋めるために使われる機器のこと。緩衝装置。バッファともいう。
一般的に、CPU(中央処理装置)と比べて他の部品や周辺機器は動作速度が遅い。そのため、ただ単に両者を接続しただけでは、データをやりとりする際にCPUに待ち時間が発生して全体の処理速度が落ちることや、データの一部を取りこぼしてエラーになることがある。それらの問題を回避するため、データをメインメモリーの一部や専用メモリーなどに一時保存してから、遅い機器の動作にあわせてデータを送信するのがバッファーの役割である。ハードディスクや各種ドライブデータとの読み書き、プリンターへのデータ転送などで利用される。
たとえば、プリンターが実際に印刷する速度は、通信速度や処理速度と比べるとかなり遅い。そこで、印刷データをメモリーに一時的に蓄えておき、印刷にあわせて再送信することで円滑に印刷できるようになる。これはプリンターバッファーとよばれる。
また、CPUにデータを転送する前、通信速度と処理速度の差を埋めるために使われることも多い。インターネット経由で動画を見る場合、通信速度やサーバーの処理能力などの影響で、データ遅延を起こしてスムーズに再生されないことがある。バッファーにデータを仮保存しておいて、ある程度蓄えられてからデータを送れば、とぎれなく再生できるようになる。
[編集部]
出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新