百科事典マイペディア 「縁起絵」の意味・わかりやすい解説 縁起絵【えんぎえ】 寺社の草創や神仏の霊験譚(たん)である縁起を絵画化したもの。絵巻形式が多く,宗教界の民衆への布教が活発になる平安末に始まり,鎌倉期に流行。布教手段としてだけでなく,祈願のため奉納する場合,説話的興味で作られる場合もある。粉河(こかわ)寺縁起絵巻,石山寺縁起絵巻,北野天神縁起絵巻,春日権現験記など数多い。→関連項目絵解き|縁起|縁起物|寺社縁起|説話画 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by