縕袍(読み)オンポウ

大辞林 第三版の解説

うんぽう【縕袍】

わたいれ。どてら。おんぽう。

おんぽう【縕袍】

〔「おんぼう」とも〕
綿入れ。どてら。また、粗末な衣服。 「 -を着ても恥ぢず/仮名草子・伊曽保物語」

わんぼう【縕袍】

〔「おんぽう(縕袍)」の転〕
綿入れの着物。また、粗末な衣服。人の衣服をけなしても言う。 「この-は兵吉に貴殿よりの御仕着せ/浄瑠璃・本朝三国志」

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精選版 日本国語大辞典の解説

おん‐ぼう ヲンバウ【縕袍】

〘名〙 (「おんぽう」とも) 綿を入れた着物。綿入れ。どてら。
※本朝文粋(1060頃)二・意見十二箇条〈三善清行〉「季路縕、不狐狢之麗服
仮名草子・伊曾保物語(1639頃)上「それ君子は、いやしきにおれども、いやしからず。をんはうを着ても恥ぢず」 〔論語‐子罕〕

わん‐ぼ【縕袍】

咄本・私可多咄(1671)五「いづくの女郎めがわんぼぞと、せめとがめければ」

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