繁野天来(読み)シゲノテンライ

デジタル大辞泉 「繁野天来」の意味・読み・例文・類語

しげの‐てんらい【繁野天来】

[1874~1933]詩人・英文学者。徳島の生まれ。本名政瑠まさる。「早稲田文学」に詩を発表。また、ミルトン研究に功績を残した。著「ミルトン失楽園物語」など。

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精選版 日本国語大辞典 「繁野天来」の意味・読み・例文・類語

しげの‐てんらい【繁野天来】

  1. 詩人、英文学者。早大教授。徳島県出身。「早稲田文学」「新著月刊」などに多く詩を発表。また、ミルトン研究に功績がある。著「ミルトン失楽園物語」など。明治七~昭和八年(一八七四‐一九三三

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20世紀日本人名事典 「繁野天来」の解説

繁野 天来
シゲノ テンライ

明治〜昭和期の詩人,英文学者 早稲田大学教授。



生年
明治7年2月16日(1874年)

没年
昭和8(1933)年3月2日

出生地
徳島県

本名
繁野 政瑠(シゲノ マサル)

学歴〔年〕
東京専門学校文学科〔明治30年〕退学,文部省中等教員検定英語科試験〔明治38年〕合格

学位〔年〕
文学博士〔昭和8年〕

経歴
早くから「少年園」などに詩を投稿する。明治28年頃から詩作を次々に発表し、30年には小説「重ね褄」を発表するなど幅広く活躍。35年三木天遊との共著詩集「松虫鈴虫」を刊行。京都の真宗中学、水戸中、愛知県立二中などの教諭を経て、大正10年早大教授に就任。著書は「ミルトン失楽園研究」ほか多くの訳書がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「繁野天来」の解説

繁野天来 しげの-てんらい

1874-1933 明治-昭和時代前期の詩人,英文学者。
明治7年2月16日生まれ。「早稲田文学」などに詩を発表し,明治30年三木天遊と共著の詩集「松虫鈴虫」を刊行。大正10年早大教授。ミルトン「失楽園」の翻訳や研究で知られた。昭和8年3月2日死去。60歳。徳島県出身。東京専門学校(現早大)中退。本名は政瑠(まさる)。

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